Sean Paul is back with his 3rd album, The Trinity. Along with its spiritual reference, The Trinity also refers to Sean's signature mixture of the three elements of dancehall, hip hop and reggae.
今や誰もがジャマイカの黒人を気取って赤・緑・金色のリストバンドをしているし、「Pon De River, Pon De Bank」や「Signal Di Plane」をはじめとするダンス・チューンがかつてのマカレナに匹敵するほどの盛り上がりを見せている。この現象の仕掛け人と言えるのがショーン・ポール(そして、上記2曲の生みの親である“エナジー・ゴッド”ことエレファント・マン)だ。
本作は、インターナショナル・リリースのために『Dutty Rock』オリジナル・バージョンのぜい肉を削ったもの。余白に収められていたジョークと一部の曲(「It's On」)がなくなった代わりに、ビヨンセの魅惑的なボーカルをフィーチャーしたシングル曲「Baby Boy」が加わった。ビヨンセの『Dangerously in Love』(本作を除いて、この曲が収まるのに唯一ふさわしいアルバム)を持っていない人、ディワリ・リディムに対する彼らの愛着を再確認したい人にはぜひ聴いてほしい1曲だ。
そもそも、そのディワリ・リディムを一躍世に知らしめたのはポールの「Get Busy」だった。その後、チャートのトップを飾ったルミディーの「Never Leave You - Uh Oooh, Uh Oooh」や、ダンスホール・ボーカリストとしてポールと肩を並べるウェイン・ワンダーの「No Letting Go」に取り入れられたことで、この様式はすっかりポピュラーなものになったのである。(Dalton Higgins, Amazon.com)